総集編の続きです。これで終わり。
このブログは更新を終了しました。移転先はこちらです。
今年も一年間に投稿した記事から一部分をピックアップして振り返っていきたいと思います。どんなブログかがわかるようにということを目的とした総集編です。
過去の分はこちら。
今年は100本以上書いているので複数回に分けて紹介します。特にピックアップしたいところがない記事についてはリンクだけ貼っておきます。
ブログ記事にするほどでもないか…と思ったものの、「ブログ記事にするほどでもない」とはなんぞやと思い直してちゃちゃっと書くことにした。こんな時こそ「日付をタイトルにした記事」の出番*1。
最近Scrapboxの使用頻度が上がっている(逆に言うと少し前までちょっと下がっていた)。
その理由のひとつはUserScriptの工夫で、簡易ながらエイリアスを実現するなどしてページへのアクセスを自分なりに自由にした。それが使いやすさの向上に大きく寄与している。
もうひとつの理由は「新規作成ボタン」を非表示にしたことだ。
このブログはBloggerというサービスを使って公開している。
Bloggerでは、記事のパーマリンクというのはタイトルに含まれるアルファベットか「blog-post」という文字列を用いて自動で付けられるが、自分で指定することもできる。https://noratetsu.blogspot.com/2023/10/hoge.html
の「hoge」の部分である。
自動で付けられた時の、意味をなしたりなさなかったりする感じがなんとなく気に入らなくて、私はいつも自分で指定している。
今月に入ってから生活に少し変化があったからか、頭の働き方にもちょっと変わったところがあり、「いいことを思いつく」ということが急に増えた。新たな閃きを得るというのもあるが、妥当な決着への道が拓かれたというのがいくつかあった。
そのひとつとして、Dynalistの「よい使い方」を急に思いついたというのがある。
ノートテイキングアプリDIY体験記の連載再開、と思って意気揚々と記事を投稿する気でいましたが(ほとんど書き終わっていましたが)、ちょっと待てよと思ったので一度立ち止まります。自分らしい文章になっていない気がしたのです。
Denoを使って、指定したディレクトリ内に存在するプレーンテキストのファイル(txt,md,js,css,html,...)とMicrosoftWordのファイル(docx)を自作ツールにまとめて取り込むスクリプトを作った。
ずっと前から恒例のことなのだが、何かのツールについて「使っていない」と書くと間もなく使い始め、「使っている」と書くと使わなくなっていく。
なのでつい先日書いた ノートツール環境スナップショット(2023/09) の状況から既に変わりつつある。
自分は流れで書くタイプだ、ということを何度か書いている。
しかしある話題についていつものように書こうとした時に、全然流れで書けない、流れが発生しない、ということに直面した。
かなり前に、「活用可能なフレーズ」について考えた(記事はリンク先にまとめてある)。
ここでの「活用可能なフレーズ」というのは、アイデアを元の文脈から切り離して別の文脈で活用するために作るべきもの、をイメージしている。
前回の記事(ノートツール環境スナップショット(2023/09))で、常に開いているものとしてシステム手帳と書いたが、今まであまりシステム手帳について書いたことがないし、自分でなんだか唐突な感じがした。この機会にちょっと書いてみてもいいかと思って書いてみる。
自分が日常でどういうツールを使うかというのは日々変化している。そうそう変化しない方がいいと思うのだが、しかしそう思っても絶えず変化してしまっている。
ブログ記事にあれこれ書きながらも程なくしてそのやり方はやめてしまった、というようなこともかなりあるので、結局実情はどうなのかというのは別途定期的に残した方がいいのかもしれない。
他の記事を書こうとしていて脱線が膨らんでしまったので、その部分だけ先に切り出しておくことにしようと思う。自分用のツール開発に於いての自分自身の変化について。
この記事で何かを言いたいというよりは、他の話をする時にその場で経緯を説明するのは大変なので、部品を予め用意するために書いておく。
今回の記事は日記です。
黒歴史のフラッシュバックにいつも悩まされています。
太宰治の『人間失格』の一節、「恥の多い生涯を送って来ました。」を自分史の冒頭に付したい人は数多いと思いますが、例に漏れず私もそうです。
この頃、ブログ用の文章を書くのが楽になったなと感じている。
文体や内容の質が変わったわけではないと思うが、なんとなくすらすらと言葉が出てくる。事前にアウトラインを整理することもなく、大体いきなり書いて、自分としては「これでいい」と思える文章になっている。
ちょっと迷いが生まれた時に、自分が前に書いたことを読み返すと、「ああ、そうだよな、そうだった」と迷いを振り払ってくれることがある。
私はこのブログで自分の問題を解決しようとする記事をよく書いているので、その問題が再発したような時に読むと特効薬を得たような気分になる場合が結構よくある。
逆に言うと、一度解を得たにもかかわらず、ちょっとすればもう忘れているということでもある。
ブログを滑らかに書けるようになりたいという話の第十回。過去の記事はこちらからどうぞ。
短文投稿サイトの重用を避けて諸々をブログに書くことにしようと思い始めたのだが(そう思って既に結構経つのだが)、なかなかそうはいかないでいる。
誰かが書いた記事を読んだ時に、「あっ、それわかる」「この文すごくいい」といった感想を持つことがあり、それを何らかの形で表現したいと思うのに、それを表現するのが思いの外難しくていつも困っている。自分の中にエネルギーがワッと湧いた気がするのに何も生まれないのである。
今実際に悩んでいるので、記事を書くことを通じて解決を試みたいと思う。
それなりのツールを作ろうとすると、それなりに調べ物が多岐にわたることになりますが、そうなると「よくわからないあれをまた見かけた」ということをしばしば体験します。
糸口①では「WebブラウザをGUIとしたアプリケーション」って何、という話をしました。まずHTML・CSS・JavaScriptを使ったツール作りという営みの意味を明らかにしておく必要があろうかと思ったので、その話からスタートしたわけです。
今度は、具体的にどういうアプリケーションを使ってプログラムを作れば良いかという話が必要だと思うので、ちょっとだけ書いておきます。
久しぶりの更新になってしまいました。二ヶ月目の話の続きです。
これまで作ってきたのは、カード風メモツールにしろアウトライナーにしろ、内容の表示を自動で整えるタイプのものでした。決まった形式の見た目になって整然と並んでいくという形です。きっちり整列させられるのはデジタルのとても良いところですが、逆に自由に配置したいということもあります。きちんと並んでいてほしいものはきちんと並んでいてほしいわけですが、きちんと並んでいる必要のないものがきちんと並んでしまうのはあまり嬉しくなかったりするのです。
ということで、付箋ツールを作ることにしました。ポストイットを壁に自由に貼り付けるように、情報を書いた四角い領域を自由に移動させられるようにするということです。
前回が⑨なので、今回は⑩にしようかと思ったが、シリーズ記事というよりは今の個人的な状況の話をするだけになろうかと思うので、番外編ということにする。
このシリーズではこれまで「書く気がある」「書く材料がある」ということを前提に、「ブログ記事にした時に自分で納得できない」という問題を回避するためにどうしたらいいかを考えてきた。今回考えなければならないのは、そもそもの前提が崩れた状態についてである。
このシリーズ記事では私の体験を記録として残すべくあれこれ書いていますが、読んでいても結局何をしたら真似できるのかわからんぞ、というご感想もあろうかと思いますので、私の環境を共有する記事もちょっと書いておこうと思います。
昨日、短文投稿サービスを彷徨うという記事を投稿した。その中で、Twitterには「自分の内面を自分で引き出す」という効用を感じているが、しかしそれはTwitterでなければならないものではないかもしれない、ということを考えた。
ずっと前にVBScriptというWindows用のプログラミング言語をちょっと齧ったことがありました。中高生向けにプログラミングの考え方を説いた本を手にとったことがあり、その中でこの言語の説明があったのが出会いのきっかけです。
ここのところ、未だかつてなくScrapboxを盛んに使っている。といっても非公開の個人プロジェクトの話だが、きっかけがあって劇的に使いやすくなった。
最初の一ヶ月について十本かけて書いてきました。(もう一本書くつもりでいたので締め的なことを書きませんでしたが、一ヶ月目については前回で終わりです。)
一年も前のことですが、比較的解像度高く書けたのではないかと思います。もう少し細かく書きたい気持ちもありましたが、費やせるリソースはこれが限界と思いちょっと駆け足になりました。
簡易ブックマーク管理ツールを作ったことで、CSVファイルから自由にHTML要素を作る術を得ることができました。表のデータにレイアウトやデザインというものを結びつけることができるようになったわけです。
最初はブックマークの整理のことしか考えていませんでしたが、それができるようになってみると、今度は得たものを応用して別の何かを作ってみたくなりました。
いよいよ具体的に作ったツールの話がメインになります。
今回は少し前の記事(前日譚②~JavaScriptを書けると何が嬉しいの?~)で触れたブックマーク管理ツールの話です。
前回、Scrapboxのページに文字列を追記するブックマークレットの話をしました。
現在日時や開いているタブのタイトル・URLの取得を覚えたので、次はWebページの内容をScrapboxにクリップするブックマークレットを作ってみることにしました。手始めにAmazonの書籍情報です。
基礎の基礎を一通り勉強したところで、次はブックマークレットの作成に挑みました。Scrapboxのページに書き込むものです。
というのも、Scrapboxの特定のページに追記する(またはページを新規作成する)にはURLに文字列をくっつけて開けばいいと知ったので、それなら「ブックマークレットの書き方」さえ解ればすぐ実用的なプログラムができるだろうと思ったからです。
プログラミングでは繰り返し処理(ループ処理)が非常に重要です。どんなツールを作るのでも避けては通れないことではないかと思います。
そもそもの話、同じことの繰り返しを手でやらなくて済む、というのがコンピューターの最大の利点でしょう。
プログラミング学習の定番におみくじプログラムの作成があります。乱数と条件分岐を使うので、おみくじを作れるようになればすなわち他にもできることがぐっと増えるというわけです。
JavaScriptの勉強を始める前、数ヶ月かけてCSSを勉強していました。CSSもなかなか一筋縄ではいかないもので今でも自由には使えませんが、ある程度は想定した通りの見た目を作れるようになりました。
人が作ったものをただ取り入れるのではなく自分でカスタマイズすることで、アプリケーションは全く違った使用感になる、ということをCSSの習得を通じてひしひしと感じました。
さてJavaScriptの勉強の話に入っていきます。
プログラミング教育を受けていない且つプログラミングに苦手意識が強い大人たちに宛てたような文章です。
さあJavaScriptの勉強を始めよう。
そう思った時に、プログラミングのプの字もわかっていない状態で「どうせならTypeScriptというやつから入ったらいいんじゃないか?」と考えました。今ならはっきり言えますが、無謀です。
直近一年間はプログラミングをずっとしていた、ということをブログでも何度か書きました。一口にプログラミングと言ってもできることには無限の広がりがあるわけですが、その中で私が何をしていたかというと、簡単に言えば「デジタルノートツール(=Note-taking application)のDIY」だったのだと思います。
昨年の一月末からJavaScriptを勉強し始め、今日でちょうど丸一年になる。私の人生に於けるプログラミング元年だった。
スタート時は一年の間に「何か動くもの」を作れたらいいという気でいたが、実際に一年経ってみると「自分にとって理想的なツール」に迫るところまで来れた。一年間の集大成として今使っている自作デジタルノートツールについて書くことにする。
用語集というのは先日書いた(Noratetsu Lab Dict.(記事リンク))、Scrapboxの公開プロジェクトのことです。
Noratetsu Lab Dict.(Scrapboxへのリンク)
このブログに登場する名詞・概念の類を「あれ」と指せるように作っているものです。ブログの記事は「あれ」を単位として書いていないため、「前にも書きましたが」と言って記事をリンクとして貼ってもわかりにくい、という問題の解消が目的です。読み手のためという気持ちもありますが、自分がブログを書く際の不便をなくしてすいすい進みたいということの方が重要かもしれません。
今のところ90ページ弱作成していますが、ただ並んでいると雑然とし過ぎていて不親切な感じがするので索引ページを作ることにしました。
ページとページの間の繋がりはScrapboxの得意なリンク機能で示すとして、「つまるところ何があるのか」を可視化するにはやはり書籍にあるような索引が必要だなと。
何より自分自身が「つまるところ何があるのか」をわかっていなかったので、索引を作る過程で随分認識が整理されました。どういう切り口で整理して索引にすればいいのかも自明ではありませんでした。整理する過程はいわゆるアウトライン・プロセッシングだったのだろうと思います。
あとCSSをちょっと整備しました。このブログの付属品として存在しているものなので、なるべくデザインが近い方が良いだろうと。元々使っていた公開プロジェクトのNoratetsu's Room(のらてつ研究所)のようには細々とこだわってはいませんが、このくらいで十分だろうという感じです。
索引的なページはそのNoratetsu's Roomでも作ろうとしたのですが、その時はあまり有意義には感じませんでした。多分、ページの単位が名詞ではなかったからだと思います。
ごく細かい部分ですがいくつか修正を加えました。
リンク集には各投稿先へのリンクを並べていましたが、先日ホームページ的なものを作ったので(Noratetsu's page - Noratetsu Lab Dict.)、それを「マイページ」としてそこから各地に飛べるようにしてリンク欄は整理しました。
リンク集クリック時の挙動は変え方がわかっていなかったのでそのままになっていたのですが、久々にHTMLのカスタマイズ画面を見たら普通に「ここを変えればいいな」とわかったので変更しました。(BloggerのHTMLは見慣れない記法が多くて初学者にはちょっと難易度が高い…。)
前後の記事へのリンクはなぜか非表示にしていたので復活させました。なぜ非表示にしていたのか。