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2023-09-16

ノートツール環境スナップショット(2023/09)

 自分が日常でどういうツールを使うかというのは日々変化している。そうそう変化しない方がいいと思うのだが、しかしそう思っても絶えず変化してしまっている。

 ブログ記事にあれこれ書きながらも程なくしてそのやり方はやめてしまった、というようなこともかなりあるので、結局実情はどうなのかというのは別途定期的に残した方がいいのかもしれない。


 現在使っているのは以下のものたち。

  • 常に開いている
    • TextManager(自作ツール)
    • 紙のノート(A5無地)
    • システム手帳(バイブルサイズ)
  • 時々必要に応じて
    • Dynalist
    • Notion
    • Scrapbox
    • OneNote


自作ツールの重用

 前回の記事で少し書いたが、自分の短いプログラミング史の中で圧倒的に便利なツールができたので、五月あたりからずっとそれを使っている。「TextManager」と名付けた。

 この自作ツールは現状PCでしか使えないので、出先で必要な情報の管理には向かない。そういう情報については基本的には出先で見やすい道具、つまりスマホのアプリや紙のノートを用いることにして、そうでない情報は大体全部このツールで扱っている。ただまあデータが入ったJSONファイルはクラウドを通じてどこでも見られるので、内容を確認するだけなら探そうと思えば探し出せるようになっている。

 文章を書く時に便利な機能も色々搭載していて、ブログ記事の類はもう全部これでやっている。唯一「ノートテイキングアプリDIY体験記」に関しては大きな構造をDynalistに作っているのでそちらと行き来してはいるが、それも全部引っ越してもいいかもしれない。TextManagerでは見出しと折りたたみとアウトラインを使えるようにしているので、構造の整理はアウトライナーを使わなくてもやれるようになっている。


アウトライナーに関する状況

 世にあるアウトライナーのうち、今使っているのはDynalistだけだが、それもアウトライナーであることを生かした使い方はあまりしていない。自分にとってメインの場ではなくなっている。

 最近ではRemNoteなんかも試したものの、自由度が高すぎてドキュメントの扱いに混乱してしまって馴染めなかった。フラッシュカードシステムは非常に面白いと思うので、そのうちまたチャレンジしてみたいとは思っている。


 自分で作るツールに於いてもアウトライナー機能の位置付けは変わってきた。詳しくは 作るためのツール作りから使うためのツール作りへ②感覚の変化 にまとめたが、「アウトライナーに分類されるアプリケーション」よりも、色々とやれるツールの中にアウトライン機能がある状態が私にとっては良いようだ。

 なんにしてもアウトライン操作を手放したことはないので、「アウトライナーに分類されるアプリケーション」を使う頻度が減っていっても、それはアウトライナー離れを意味しているわけではないだろう。


Notion再び

 出始めの頃に触って、爆発的に流行り始めた時にまた触って、結局ずっと使わないでいたNotionを、最近また使ってみるようになった。

 今のところの用途は主に読書関係である。紙の本の読書メモをスマホで取りたいのだが(物理的に一番楽な方法であるため)、そのメモを書き込む先としてNotionを使うことにした。本のデータや図書館の利用記録についてもテーブルで管理するということを試している。

 あとは文章の元になりそうなメモをとりあえず置いておく場所にしている。前まではAndroidアプリのハルナアウトラインを使っていた。なるべくローカルのプレーンなテキストファイルで管理したいという気持ちがあっての選択だったので、Notionの活用はその動機からは外れてしまう。あくまで「とりあえず置いておく」ために使っていて、それ以上蓄積させていく場所としては予定していないが、今後どうなっていくかはまだわからない。

 他にもいくつかのことで使っているが、感触としてはまだどうとも評価しがたい感じなので詳しくは触れないでおく。TextManagerで済むのかNotionを使った方がいいのかということには慎重になっており、ノートに書いて検討してから試行に移るようにしている。


今現在使っていないもの

 これまでに情報管理のために重用したことがあるアプリケーションで今現在はあまり使っていないものを書き留めておく。

  • Evernote
  • Obsidian
  • Logseq
  • Treeify
  • Transno
  • ハルナアウトライン
  • Officeソフト群
  • TextManager以前の自作ツール

 いずれもアプリケーションの側に決定的な不足があるというのではないし(自作ツールを除いて)、また使うこともあると思う。

 また、現在これらのアプリケーションそのものは使っていなくとも、それぞれの思想は他のツールの使い方や自分で作る時の設計に反映されている。