アウトライナー(Dynalist)と仲良くなったという話の続き。当初の予定としては前回で最後だったがまた書けそうなことができたので書いていく。連続で書くかはわからないが小ネタがまだ多少ある。
- アウトライナー(Dynalist)と仲良くなった
- ファイル・フォルダ機能と仲良くなった(Dynalist)
- ノート機能と仲良くなった(Dynalist)
- タグ機能と仲良くなった(Dynalist)
- ブックマークレットを活用する(Dynalist)
- Chrome拡張機能を自分で作って活用する(Dynalist)
知見ノート
倉下忠憲著『ロギング仕事術』の影響もあり、インターネットで見たものなどをきちんと記録しようという気持ちが高まっている。
これまでもそれなりに記録してはいたが、わかった気になってメモを取らずに済ませてしまうことや、ただURLを貼るだけで終わりにしてしまうことがしばしばあり、また記録する場所も何箇所かでふらふらしていた。なので、ひとまずホームポジションを定めてきちんと言葉にしようと思い立った。
上記の記事に書いたようにノート機能とタグ機能を自由に使えるようになってきたので、Dynalistにやっていこうと考えた。
早速専用のドキュメントを作り、「知見ノート」と名付けた。これは、私自身の知見(体験として見聞きしたこと)ではなく、他の人の知見を集めておくノートという意味である。つまり辞書的、あるいは学術的、体系的な知識ではなく、「○○のやり方」「△△についてわかったこと」の類を主に記録していく。別にそれにあてはまらないものは決して書かないというわけではないので、辞書的知識でもインターネット検索で調べたら一緒に書いておく(一応他に書く場所がある)。
構造はこのような形。項目数が大量になるので、月単位のノード及び日単位のノードを作り、その下位に書いている。
何かを調べようとしたなら「~とは」「~したい」「~の時」のような形で項目を作っておいて検索し、見たページのリンクを貼ってその下に内容のメモを書く。たまたま見かけた何かなら、まずページのリンクを貼ってメモを取り、その後で相応しい親ノードを考える。別にルールというのではなく、とにかくなるべく苦労のない順番で書くようにする。
そして決着がついたら、親ノードのノート欄に要旨を書き、子項目は折り畳む。もう子項目を開かなくていいようにというつもりで記述する。
なお、この手のノートはずっと「調べ物ノート」という風に呼んでいたが、これを機に「知見ノート」に改めた。というのは、調べ物に限らず、例えばSNSや記事で目にした「~~の時って○○になるものなんですよ」みたいな知見も収集する場所にしようと思ったからだ(以前は場所を分けていた)。こうすることで偶然見かけた人生訓のようなものも調べ物と同じ箱に入れられるようになった。
ネスト風分類タグ
各項目には内容に応じた分類のタグをつける。例えばJavaScriptなら「#JavaScript」とする。
で、以前Obsidianを使った時にタグがネストできることをとても気に入ったので、Dynalistには機能としてそういうものがあるわけではないが、書き方の工夫でネスト風にしてみることにした。例えばChrome拡張機能開発については「#JavaScript\Chrome拡張機能開発」とする。バックスラッシュで繋ぐのだ(半角スラッシュは無効)。
すると、このタグをクリックした場合には「#JavaScript\Chrome拡張機能開発」で検索されるわけだが、後半を削って検索ワードを「#JavaScript」にしても、他の「#JavaScript」や「#JavaScript\hoge」なタグをつけた項目とともにこの項目が検索結果に表示される。便利!
なお月ノードや日付ノードでインデントが少し深くなっているわけだが、タグ検索の際にはFlat searchにすれば表示がスッキリする。
いつまで続くかわからないしやっぱり微妙となればその時はその時だが、ノート機能にとても納得感があるので、これはずっと継続できるんじゃないかと期待している。